Jan 25, 2024
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欧州議会 決議採択文「中国における法輪功迫害の現状、特に丁元徳氏の事例について」

欧州議会 決議採択文「中国における法輪功迫害の現状、特に丁元徳氏の事例について」

英語原文:https://www.europarl.europa.eu/doceo/document/TA-9-2024-0037_EN.html 

 

採択文

P9_TA(2024)0034

「中国における法輪功迫害の現状、特に丁元徳氏の事例について」

2024年1月18日付 欧州議会決議「中国における法輪功迫害の現状、特に丁元徳氏の事例について」(2024/2504(RSP)

欧州議会は下記を考慮し、項目1〜6を要請する。

- 中国に関する過去の決議

- 手続規則144(5)および132(4)

A.1999年以来、中国共産党は法輪功の宗教運動を根絶するために組織的な迫害を行っている。中華人民共和国全土で信教の自由が悪化している。テクノロジーを基盤とする検閲と監視がこの弾圧の中心である。中華人民共和国 憲法第36条は、国民は信教の自由を享受しなければならないと規定している。

B. 1999年以来、中国共産党の迫害により数千人の法輪功学習者が死亡したことが記録されている。法輪功学習者は頻繁に拘留され、信仰を棄却させるために拷問、精神的虐待、臓器摘出を受けていると報告されている。

C. 2023年5月12日、法輪功学習者の丁元徳氏と妻の馬瑞梅氏が令状なしで逮捕された。馬瑞梅さんは保釈されたが、息子が海外で救援活動を行ったため、警察に脅迫された。

D. 丁元徳さんは8ヶ月間、家族との面会もなく拘留された。2023 年 12 月 15 日、丁元徳さんは禁錮 3 年、罰金 15,000 人民元を言い渡された。

1. 中華人民共和国に対し、法輪功学習者およびウイグル人、チベット人を含むその他の少数民族に対する迫害を直ちに停止するよう強く求める。丁氏と中国国内のすべての法輪功学習者の即時かつ無条件の釈放を要求する。

2. 中華人民共和国に対し、国内および国境を越えた監視と統制、信教の自由への抑圧をやめるよう求める。中華人民共和国に対し、人権を尊重し保護する国際法と自国憲法上の義務を遵守するよう求める。

3. EU加盟国に対し、中国との犯罪人引き渡し条約を停止するよう求める。

4. 人権、民主主義、法の支配の尊重が欧州連合と中国との関係の中心にあるべきであることを強調する。EUとその加盟国に対し、法輪功学習者への迫害に関する国際的な調査を支援・促進し、政治・人権に関する中国当局との全ての対話において、宗教上の少数派に対する迫害について提起する。加盟国と中華人民共和国への欧州連合代表が裁判を監視するよう求める。

5. EUとその加盟国に対し、中国における臓器移植濫用を公に非難し、中国内外の法輪功学習者への迫害に加担したすべての加害者と団体に対し、EUグローバル人権制裁レジームと各国の人権制裁制度を利用するよう求める。EUの措置には、ビザの拒否、資産の凍結、EU領域からの追放、域外裁判管轄権を含めた刑事訴追、国際刑事告発が含まれるべきである。

6. EU議会議長に対し、本決議をEU機関、加盟国政府および議会、ならびに中華人民共和国政府および議会に送付するよう指示する。

邦訳作成:法輪大法情報センター

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